ハピネットのCSR > ヒューマンレポート > 4. ロジスティクス(物流)
当社が取り扱う商品は、玩具をはじめ映像音楽ソフトやゲームと幅広く、この多様な商品の入荷・出荷に対応できる物流機能を有していることが当社の大きな特徴です。また、仕入先や販売先など実に多くの企業との取引が発生するため、各企業のシステム要件に応えるフレキシブルな対応を行っていることも当社の強みといえます。
その中で私はハピネットグループが取り扱うさまざまな商品を、確実かつ迅速にお客さまのもとへお届けするのに不可欠な物流システムの運用管理に携わっています。
現在は物流機能のさらなる効率化のため、梱包資材の最適化に取り組んでおり、出荷時に使用した梱包資材のサイズを管理できる機能を開発しました。
当社の主力商品である玩具は定形外の形状が多いため、梱包材のサイズもさまざまで、多様なサイズを用意する必要があります。システムで取得したデータを研究し、資材の最適化に向けた活動を目指しています。
ハピネット東日本ロジスティクスセンター
大規模災害でも停止しない物流システム構築のためには、より万全なBCP(事業継続計画)対策が必須です。そこでこれまで都内1箇所のデータセンターで管理していたシステム環境を見直し、東京と岐阜の2箇所のデータセンターにサーバーを設置する冗長化(代替用の設備を用意して、故障や障害が発生してもサービスを継続的に提供できるようにすること)を実施しました。
また、東日本大震災の教訓を踏まえ、各物流施設での商品の落下や破損、落下物による作業者の怪我を防ぐべく、設備の倒壊防止や避難経路の確保などの措置も講じています。避難訓練も定期的に行うなど、いざという時でも被害を最小限に抑え、速やかに事業復旧が図れる対策を実践しています。
(株)ハピネット・ロジスティクスサービス
物流システムチーム 今井 純平
近年、倉庫で働く従業員やトラックのドライバーなど労働力不足が深刻化しています。今後は人に頼らない仕組みや環境整備を考え、先端技術を取り入れることも検討しています。
物流機能が当たり前のように動くことで販売店さまに商品が配送され、玩具が子どもたちの元へと届けられる。そうした当たり前のことを、いかなる時でも実現できるようにすることが、私たちの役割だと考えています。