特集 新型コロナウイルス感染症に対するハピネットの取り組み:
3. コミュニケーションにおける取り組み

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  3. 特集 新型コロナウイルス感染症に対するハピネットの取り組み:3. コミュニケーションにおける取り組み
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ハピネットは、学生と従業員の健康と安全を最優先に、採用活動のオンライン化に取り組んでいます。また、在宅勤務によって希薄になりがちな社内コミュニケーションの活性化を図るとともに、在宅勤務に合わせた健康推進施策を推進し、従業員エンゲージメントの強化と健康維持に努めています。

採用活動のオンライン化

ハピネットは、新型コロナウイルスの感染拡大下において、学生と従業員の安全の確保と、学生とのコミュニケーション機会の創出を両立するため、新卒採用活動のオンライン化に取り組んでいます。

2020年は、これまで東京と大阪で開催していた会社説明会をオンラインにて実施するとともに、採用試験におけるグループディスカッションをWeb面接へと切り替えました。

緊急事態宣言の影響で約1カ月遅れとなった5月の入社式では、「3密」を回避するため、参加者32名が6会場に分かれて出席。各会場をオンライン中継しながら辞令交付を行いました。また10月に実施したオンライン内定式では、会場と内定者の自宅を、コラボレーションプラットフォーム「Microsoft Teams」(以下、Teams)でつなぎ、社長から内定者に歓迎の言葉を伝えました。

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入社式は密を避けるため6会場に分けて実施
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内定式は会場と内定者の自宅をTeamsでつないで実施

従業員の安全衛生

感染症対策

新型コロナウイルス感染症が拡大する中、ハピネットは2020年1月、既存の感染症報告書をベースに、体調チェックシートや体調不調時の対応マニュアルを全社に向けて周知しました。新型コロナウイルス感染症に関する情報が日々更新されていく中、産業医の意見を聞きながら対応方法を検討し、行政の定義する濃厚接触者よりも厳しい自社基準を設け、「関係者や家族が自社基準に該当する場合」「感染の可能性がある場合」など、さまざまな状況に対応するためのフローチャートを作成しました。

従業員のメンタルヘルスケア強化

在宅勤務中心のワークスタイル下におけるメンタルヘルス不調の発生防止を目的として、外部相談窓口や産業医、保健師、産業カウンセラーといった、社内外の相談先を全社に周知するとともに、当社グループ従業員および家族が無料で相談できる「Self健康相談窓口」を紹介しています。加えて、社内イントラネットを活用し、当社グループ産業医の「在宅勤務時の注意事項」や、保健師の「コロナストレスに負けない対処法」などの啓発動画、運動不足解消のためのエクササイズ動画なども配信しています。

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産業医や保健師による啓発動画を配信

社内コミュニケーションの活性化

在宅勤務によって希薄になりがちな社内コミュニケーションの活性化を図り、社内向け情報発信の強化を行っています。

2020年8月よりイントラネット内にWEB社内報「ハピネステーション」を新設。会社側から情報を発信するだけでなく、相互コミュニケーションを図れるよう「いいねボタン」や「コメント機能」を導入しました。また、更新しやすいよう更新形式をHTML形式からCMS形式へと変更したほか、YouTube、MP4形式動画の掲載機能を新たに追加するなど、WEB社内報の活性化を図っています。

また、これまで執行役員の信念やプライベートな一面を発信する連載企画「社内履歴書」や従業員同士が紹介しあう「他己紹介リレー」などの企画を実施し、事業部の新商品情報などと合わせて月間約25本の記事を掲載しています。

在宅勤務により物理的な距離を置きながらも、従業員がより一体感をもって働けるよう環境を整備し、従業員エンゲージメントの強化と健康維持に努めていきます。

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イントラネット内に開設したWEB社内報「ハピネステーション」

担当者の声

(株)ハピネット コーポレート管理室 人事総務部 人材開発チーム 笹井 彩夏

コロナ禍の中でも、例年と変わらない内定者フォローを

新型コロナウイルス感染症により、対面での接触が限られる中、例年と変わらない質の内定者フォローを実施するため、また内定者同士の関係が希薄にならないよう、制限の多い中でもできることを模索しました。

内定者向けのブログを開設し、社内の様子や先輩従業員のインタビューを発信したり、就職活動で利用していた「マイページ」の機能を活用して内定者のプロフィールを掲載したりと、内定者同士の関係構築のきっかけづくりに努めました。また、お祝いの品や内定証書などの備品を内定者の自宅に送り、オンラインで同じタイミングで開封するなど、対面ではない中でも同じ時間を共有していると実感できる工夫を行っています。

新型コロナウイルス感染症の影響で起きた変化が、今後の「当たり前」になるかもしれません。時代の流れにアンテナを張りながら、時代に即した採用活動や内定者フォローを行い、一人でも多くの方にハピネットの魅力を伝え、より良い人材の確保に努めたいと思います。

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笹井 彩夏

(株)ハピネット コーポレート管理室 人事総務部 働き方サポートチーム 寺内 智彦

不調にいち早く気づき、対処できるかがカギ

私は全社の安全衛生全般を担当しています。産業医の先生にご指導いただきながら「安全>衛生>快適」の順番で対策を講じてきました。今期は、このコロナ禍で「安全」と「衛生」に傾注した1年でした。周知徹底と安全衛生体制の再構築を最優先に、新しいコミュニケーションツールや各種啓発活動などを通じて、さまざまな施策を実行しています。今後は、機能させた安全衛生体制を継続させながら、どのように「快適」を推進していくかが課題です。

幸いなことに、当社のメンタル不調者は減少傾向にあります。しかし、今後当社でも新しい働き方の継続が想定される中、時間の経過とともに世間一般で言われているような在宅勤務による不調の発生は避けられないと考えています。対面でのコミュニケーションが減少する中で、不調に陥る前にいち早く気づけるか、相談できるか、対処できるかがカギとなります。引き続き、Teamsや新しくなった社内イントラネットも活用して情報を発信し続け、個人が相談・発信しやすい環境を整備していきたいと思います。

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寺内 智彦

(株)ハピネット 経営企画室 経営企画部 広報チーム 渡辺 愛理

従業員のニーズを汲み取った社内報を目指して

広報チーム社内広報担当として、社内コミュニケーションの活性化の役割を担っています。具体的な業務としては、「ハピネステーション」の運営や部門担当者用のマニュアル作成、企画の立案~実施などを行っています。また、Google Analyticsを利用して、各記事の閲覧数や平均閲覧時間などの数値を集計し、よく読まれる企画の傾向などを調査して、施策に生かしています。

「売れ筋商品TOP3」は大きな反響をいただいた企画のひとつです。社内では、以前から「自分の所属部門外でどのような商品を扱っているのか知りたい」という声が上がっていました。その声を反映させた企画として本企画を実施したのですが、ただ取扱商品を紹介するのではなく、ランキング形式かつ各部門の担当者の言葉も一緒に掲載したことで、多くの方に読んでいただけたのではないかと考えています。「今後の期待商品についても知りたい」という意見をいただいたため、現在はそちらの資料も掲載しています。これからも従業員の皆さんの意見をもとに企画をブラッシュアップし、「読んでよかった!」「また読みたい!」と思っていただける社内広報を目指します。

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渡辺 愛理