ヒューマンレポート
- 1. 企画:玩具
- 2. 企画:映像・音楽
- 3. マーチャンダイジング:ゲーム
- 4. 企画:アミューズメント
- 5. スタッフ:人事総務
4. 企画:アミューズメント
(株)ハピネット アミューズメントカンパニー
アミューズメントユニット 営業企画部 企画管理チーム
金森 誠司
IoTシステムの導入で、
作業効率の向上と環境負荷低減を実現
仕事・役割
カプセル玩具自動販売機にIoTシステムを導入
アミューズメントユニットは、カプセル玩具自動販売機やデジタルカードゲーム機などの運営・販売を行っている部署です。その中で私は業務モデルの企画や、システムの企画・開発・管理、数値管理などを担当しています。
電気を使用しないカプセル玩具自動販売機は、電源の場所に縛られずいろいろな場所に設置できるメリットを持つ一方で、販売動向の把握や在庫管理に役立つ販売データをタイムリーに取得できないという課題がありました。そこで私たちは、カプセル玩具自動販売機にIoTシステムを導入し、自販機1台ごとに商品の販売数をセンサーで検知できるようにしました。
システム導入店舗のデータはサーバー上に蓄積され、アプリケーションで確認することもできます。店頭の在庫状況が可視化されたことにより、商品の事前準備の効率化、欠品の早期把握・早期補充が可能になりました。遠隔から売場の状況を確認できるようになったことで、営業車と売り場の往復回数が減り、営業部門の業務効率化につながっています。
かかわりの深いステークホルダー
- お客さま
- お取引先さま
CSRの取り組み
需要予測による廃棄物の削減
従来は営業部門の従業員一人ひとりにヒアリングするなどして商品の販売動向の把握に努めていたのですが、システム導入店舗の販売動向を遠隔で確認できるようになったことで、スピーディーな意思決定が可能となりました。仕入れ量の多い主力商品には特に有効です。余剰在庫を抱えるリスクが減り、廃棄物の削減へとつながっています。
通常のカプセル玩具自動販売機は設置場所まで足を運び、直接在庫確認をする必要がありますが、システム導入店舗は事業所などから在庫状況を確認できるので、カプセル玩具自動販売機設置場所への過剰な巡回も抑制できます。
加えて、お客さまが欲しい商品や売っている場所、よく行くお店の販売商品の情報をチェックできるWebサイト「ガシャどこ?PLUS」にも活用されており、商品の訴求力向上およびお客さまの利便性向上にも役立っています。
主なCSRの取り組み
- 事業活動を通じた環境への貢献
- 顧客満足度の向上
今後の展望・課題
ニーズを一つひとつ拾って、最適化を図る
新型コロナウイルスの感染拡大の影響による外出自粛や、インバウンド需要の減少はカプセル玩具等の売り上げにも影響します。こうしたマイナス要素への対策を進めるとともに、従来の業務フローや体制を見直し、効率化によるコスト削減にも注力したいと思っています。
今後は、営業部門向けのソフトウェアの操作性やハードウェアの改善、データ分析の精度向上に取り組んでいきたいです。常にユーザー目線を心掛け、従業員のニーズを一つひとつ拾って、最適化を図っていきます。