2022年度 特集3

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特集3. 新たな基幹システムの開発・導入で、ハピネットのレジリエンスを強化

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ハピネットは、柔軟性が高く安定した運用・保守が可能な新たな基幹システム「RISE」を開発・導入し、デジタル変革時代におけるハピネットの成長戦略の礎を強化しています。

柔軟性が高く、安定した運用保守が可能な新基幹システム「RISE」の導入

ハピネットは、デジタル変革の時代に対応し、多様化するお客さまのニーズに高い次元でお応えし続けていくため、1996年から稼働している旧基幹システムを刷新し、新たな基幹システム「RISE」を開発・導入しました。

RISEでは、旧基幹システムの「開発言語が古い」「システム構造が複雑で維持管理コストが高く、新規事業や業務効率化への対応力が弱い」などの課題を解決するとともに、旧基幹システムの分析結果に基づき、顧客別に開発する箇所および全社共通機能として開発する箇所を再配置し、顧客別のサービス要求にスムーズに応えられるシステムを構築しました。

また受注や発注などの一括登録機能、Excelファイルへのデータ出力、確認画面の並び替えなどの機能を拡充し、業務改善へとつなげるとともに、リモート環境での円滑な業務遂行を支えています。

加えて、システムへの登録結果を、紙ではなく、システム画面やExcelファイルで確認することが可能となったことで、年間で約1万枚以上の紙の削減にもつながっています。

ハピネットは今後も、柔軟性が高く安定した稼働が可能な新基幹システムの運用・保守体制の構築に取り組み、ハピネットのレジリエンスを強化していきます。

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最適なユーザーインターフェースを実現するため、何度も検討を重ねた

担当者の声

(株)ハピネット 情報システム部 新基幹開発チーム 平田 智也

(株)ハピネット 情報システム部 新商流推進チーム 戸山 整

(株)ハピネット 情報システム部 商流2チーム 永岡 耕明

シンプルさと機能性を兼ね備えた基幹システムを目指して

何でも自動的に実行される便利なシステムは、使用者にとっては非常に使い勝手がよいものです。しかし、そこに比重を置き過ぎると、システムが複雑になり、保守性が低くなってしまいます。システムの安定した稼働が難しくなるだけでなく、追加開発・改修の際の難易度も高くなり、コストがかさみます。そこで、RISEの開発においては、基幹システムは業務遂行に必要な機能があった上で、無駄な機能がなくシンプルであるべきだと考え、業務が問題なく遂行できる機能を構築することと、作りすぎないこととのバランスに配慮しました。

基幹システムの入れ替えはどの企業も多少の混乱を伴うものですが、ハピネットでは各部門が協力的で、大きな混乱もなく切り替えを実現することができました。「やると決めたことは、一致団結して徹底してやる」というハピネットの企業風土に大きく助けられたと思います。

RISEの導入はまだ終わっていません。特に映像音楽事業は、これまでに導入が完了した部門とは異なる部分も多々あるため、業務内容や必要な機能の把握から始めています。2024年の導入完了に向けて、今後も引き続き取り組んでいきます。

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(左から)平田 智也、戸山 整、永岡 耕明