2022年度 特集1

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特集1. 子どもの発達段階に合った玩具を購入できる専門サイトを構築

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ハピネットは、子どもの発達段階に合った玩具を見つけ、購入できる専門サイトを構築し、玩具選びに悩む保護者・保育者や、玩具を通じた子どもの発達を支援しています。

4つの遊びの段階別に玩具を紹介、大人の関わり方のコツも

ハピネットは2021年11月、玩具選びに悩む保護者・保育者に向けて、子どもの発達に合った玩具を見つけて購入できる専門サイト※1を構築しました。

玩具選びにおいては、子どもの発達段階に合った玩具を選ぶことが非常に重要です。玩具には一般的な対象年齢が表記されていますが、発達スピードは個人差が大きく、子どもの特性に合った商品を見つけづらいという課題がありました。また、発達障がいに特化し、専門的に販売されている玩具は高価であることが多い一方で、発達段階に合った玩具を選択できれば、一般的な玩具でも十分にその役割を果たすことも分かっています。

そこで当社は、「ハピネット・オンライン※2」のサイト内に専門サイトを構築。発達障がい児の発達支援システム開発における第一人者である、中京大学現代社会学部教授・辻井正次氏監修の下、「単純遊び」「組合せ遊び」「前象徴遊び」「象徴遊び」の4つの遊びの段階別に玩具を紹介し、お客さまが子どもの発達がどの段階にあるのかを検討しながら、子どもの特性に合った玩具を選べるようにしました。掲載商品はすべて辻井教授の監修を受けており、その場で購入することが可能です。さらに、玩具の遊び方や、大人が子どもと一緒に遊ぶコツも紹介し、玩具を通じた大人と子どもの遊びをサポートしています。

ハピネットは今後も、同サイトの構築・運用を通じて、玩具選びや子どもとの関わり方に悩む保護者・保育者、および玩具を通じた子どもの発達を支援していきます。

単純遊び 組合せ遊び 前象徴遊び 象徴遊び
4つの遊びの段階別に玩具を掲載し、子どもの特性に合った玩具の選択・購入を支援

監修者コメント

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中京大学 現代社会学部 教授
辻井 正次氏

子どもの社会性の発達を伸ばすために、玩具を使った遊びはとても重要です。子どもは、他者と玩具で遊ぶことを通じて、社会性や言葉を育てていきます。

今回ご紹介した玩具は、人との関わりや自発的・創造的な遊びが苦手なお子さんが楽しく遊べるものの中から、実際に発達障がい児の社会性支援プログラム「あそプロ」で使っているものを選びました。保護者のほか、保育園や児童発達支援の場でもご活用いただけます。

玩具遊びは、“玩具を通して人とつながって楽しく遊ぶ”ことこそが大事です。お子さんの発達に合った玩具を見つけ、一緒に楽しく遊べる時間が増えることを願っています。

担当者の声

(株)ハピネット トイカンパニー トイユニット マーケティング部 江山 和宏

玩具の価値向上を流通という側面から支える

今回のプロジェクトでは、従来とは違った、新たなおもちゃの選択基準をご用意できたのではないかと思います。玩具を通じて子どもの発達を支援する動きが普及することで、玩具自体の価値向上につながってほしいと期待しています。

玩具はその商品特性上、改廃が激しく定番化が難しい傾向にあります。今回辻井教授からご指定いただいた玩具の中にも、既に廃盤になってしまったものがあり、同じ効果を持つ玩具を現行商品の中から探してご紹介しました。これが可能になったのは、国内外多数のメーカーさまご協力のもと、幅広い商品をお取り扱いさせていただくハピネットの強みによるものだと思います。

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江山 和宏

(株)ハピネット 経営企画室 経営企画部 広報チーム 佐野 詩織

「人と人をつなぐ」、玩具の存在意義

今回のプロジェクトは、玩具の存在意義について改めて考える機会となりました。子どもは遊ぶことを通して他者と関わり、社会性を伸ばしていきます。これは障がいの有無に関わらず、あらゆるお子さんに共通することです。

親御さんの悩みに少しでも寄り添い、そして一人でも多くのお子さんが自分に合った玩具で楽しく遊べるよう、今後も商品ラインナップを増やしたり、遊び方の動画を掲載したりと、同サイトの内容を充実させていきたいと思います。そして、より多くの方に同サイトに知っていただけるよう、認知度の向上に注力していきます。

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佐野 詩織

(株)ハピネット L&Sカンパニー ハピネット・オンライン EC企画チーム 城下 康彦

お客さまが必要とする商品と出合えるサイトへ

どれだけ良い商品もお客さまにその良さが伝わらなければ、お客さまの元にお届けされることはありません。つまり、商品の良さが伝わらないことは、お客さま・メーカーさま双方にとっての機会損失につながってしまいます。お客さまが必要とされている商品のご紹介を、わかりやすくお伝えすることができる企画・商品ページを制作することで、お客さまとメーカーさまの仲介ができればと思っています。

今回の企画について各メーカーさまのご理解・ご協力をいただけたのは、普段からハピネットが玩具卸会社として各メーカーさまと良好な関係を築いていたからこそだと感じ、感謝しています。

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城下 康彦